20世紀西洋人名事典 「ローベルトシュトルツ」の解説
ローベルト シュトルツ
Robert Stolz
1880.8.25 - 1975.6.27
オーストリアの作曲家,指揮者。
元・ウィーン音楽アカデミー名誉教授。
グラーツ生まれ。
父は音楽教授、母はピアニスト。ウィーン、ベルリンで学び、1900年マールブルク市立劇場でデビュー。’07年からアン・デア・ウィーン劇場の楽長を務めた後、作曲活動に専念し、オペレッタ、歌曲の作曲でウィーン市民に親しまれたが、ナチス占領により、第二次世界大戦中はアメリカに亡命。終戦後、ウィーンに戻り、多くのオペレッタ、民謡風の歌曲を作曲し、また、ウィーン音楽アカデミー名誉教授などを務め、’63年にはウィーン名誉市民の称号を与えられた。主な作品にオペレッタ「二人の心はワルツをかなで」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報