ローレンツ因子(読み)ローレンツインシ

デジタル大辞泉 「ローレンツ因子」の意味・読み・例文・類語

ローレンツ‐いんし【ローレンツ因子】

ローレンツ変換で用いられる因子。運動する物体の速度vと光速度cの比v/cをβとするとき、ローレンツ因子γは1-β2平方根逆数で表される。等速運動をする物体は運動方向に1/γ倍に収縮され(ローレンツ収縮)、また時間の進み方もγ倍に遅れて見える(浦島効果)。ローレンツファクター

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローレンツ因子」の意味・わかりやすい解説

ローレンツ因子
ローレンツいんし
Lorentz factor

特殊相対性理論に現れる因子で, である。ここで vは2つの座標系間の相対速度または粒子の速度,cは真空中の光速度である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android