ロー対ウェード判決

共同通信ニュース用語解説 「ロー対ウェード判決」の解説

ロー対ウェード判決

米国人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めた1973年1月22日の連邦最高裁判決。南部テキサス州母体に危険がある時以外は中絶が違法なのは違憲だとし、妊婦がジェーン・ローの仮名でヘンリー・ウェード地方検事を訴え、この名が付いた。中絶を選ぶ権利を重んじる擁護派「プロ・チョイス」とキリスト教保守派など反対派「プロ・ライフ」が世論を二分。最高裁は2022年6月24日、ロー対ウェード判決を覆し、連邦法で中絶の権利が保障されなくなった。(ワシントン共同)

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「ロー対ウェード」判決

1973年、米連邦最高裁が人工妊娠中絶を女性の権利として初めて認定した判決。テキサス州の妊婦ノーマ・マコービーさんが仮名「ジェーン・ロー」を使って、ヘンリー・ウェード地方検事を訴えたことから、この名が付けられた。テキサス州法で母体の危険がある時以外は中絶が違法なのは違憲との主張に対し、最高裁判事9人中7人が賛成した。それ以降も、この判決を覆そうとする訴訟が続き、中絶問題は米世論を二分してきた。(共同)

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