ワーウ(その他表記)Wāw

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワーウ」の意味・わかりやすい解説

ワーウ
Wāw

南スーダン北西部の町。ガザール川の支流ジュル川西岸に位置する。スーダン北東部のポートスーダンや首都ハルツームと結ぶ鉄道の南の終点で,中央アフリカ共和国コンゴ民主共和国貿易の一部も担う。綿花ナンキンマメゴマ穀物,アズキモロコシなどの農産物家畜の取り引きの中心地。かつてのスーダン南部黒人の北部アラブ勢力に対する反乱の根拠地であり,1965年の大規模な衝突では多くの住民が殺され,町は破壊された。1972年以降再建され,地域開発計画が施行された。人口 8万4000(1993)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android