化学辞典 第2版 「アウクビン」の解説
アウクビン
アウクビン
aucubin
C15H22O9(346.33).アオキAucuba japonicaの果実をはじめ,多くのゴマノハグサ科の植物に含まれているイリドイド配糖体.融点181 ℃.-163.1°(水).無機酸の存在下に接触還元するとテトラヒドロオウクビゲニンC9H16O4とグルコースを生じる.宇田,藤瀬(1960年)によって構造決定された.水,メタノールなどに可溶.抗炎症や尿酸の排泄を促進する民間薬として使われる.[CAS 479-98-1]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報