アクチノン

精選版 日本国語大辞典「アクチノン」の解説

アクチノン

〘名〙 (actinon)
① アクチニウム系列に属する気体の放射性核種。記号 An 質量数二一九・〇一。八六番元素ラドンの同位体で 219Rn とも書く。

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世界大百科事典 第2版「アクチノン」の解説

アクチノン【actinon】

アクチニウム系列に属する気体放射性核種で,ラドンの同位体の一つである219Rnをかつてこのように呼んだ(記号An)。アクチニウムエマネーションactinium emanationともいう。また,アクチニド(アクチノイドから89番のアクチニウムAcを除いた14元素)をアクチノンと呼んだこともある。【中原 勝儼】

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世界大百科事典内のアクチノンの言及

【ラドン】より

…またラムゼーはグレーR.W.Grayとともに比重の測定からそれまでに知られた最も重い気体であることを示し,ガラス管中で気体を液化するとリン光を発するのでラテン語のnitere(輝く)にちなんでニトンnitonと呼ぶことを提唱したが,1923年国際会議でラジウムから変脱生成するものということからラドンの名称が採用された。天然には,219Rn(アクチノンactinonともいい,Anと書く。アクチニウム系列),220Rn(トロンthoronともいい,Tnと書く。…

【エマネーション】より

…エマナチオンともいう。天然に存在するものはラドンの同位体222Rn(ラドン),220Rn(トロン),219Rn(アクチノン)であり,その他人工的につくられたアルゴンの同位体37Ar,41Ar,クリプトンの同位体87Kr,キセノンの同位体133Xe,135Xeなどがそうである。キュリー夫妻は放射能の研究中,ラジウム化合物の周囲の空気が放射性を示すことに気づいたが,E.ラザフォードはこれが希ガス元素に属する放射性気体によるものであることを確かめ,これをラジウムエマネーションとよんだ(のちに,ラジウムから変脱生成するものだということでラドンの名称が与えられた)。…

【ラドン】より

…またラムゼーはグレーR.W.Grayとともに比重の測定からそれまでに知られた最も重い気体であることを示し,ガラス管中で気体を液化するとリン光を発するのでラテン語のnitere(輝く)にちなんでニトンnitonと呼ぶことを提唱したが,1923年国際会議でラジウムから変脱生成するものということからラドンの名称が採用された。天然には,219Rn(アクチノンactinonともいい,Anと書く。アクチニウム系列),220Rn(トロンthoronともいい,Tnと書く。…

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