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アサビーヤ ‘aṣabīya

世界大百科事典 第2版の解説

アサビーヤ【‘aṣabīya】

〈集団における連帯意識〉を意味するアラビア語。もとは部族や氏族の血縁による連帯意識を意味し,ムハンマドに関する伝承によると,彼はこのアサビーヤをイスラムによる精神的きずなに対立するものとして非難したという。しかしこの語が有名になったのは,14世紀後半の歴史家イブン・ハルドゥーンによってである。彼はその著《歴史序説》の中で,アサビーヤを人間の社会的結合の最も基本的なきずなであり,歴史を動かす動因であるとした。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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