ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アシュビル」の意味・わかりやすい解説 アシュビルAsheville アメリカ合衆国,ノースカロライナ州西部の都市。アパラチア山系のブルーリッジ山脈をブロード川が切る谷にあり,標高約 700m。長い間,ノースカロライナ州西部山岳地域の文化,観光,経済の中心地。グレートスモーキー山岳国立公園への玄関口にあたり,近くにはミシシッピ川以東の最高峰ミッチェル山 (2037m) がある。インディアンの土地であったが,アメリカ独立後の 1794年,J.バートンが初めて入植。 1880年ウェスタン・ノースカロライナ鉄道敷設により,タバコ,畜産の集積地となる。世界屈指のレーヨン工場があり,繊維,家具,製紙などの工業も発達。小説家 T.ウルフの生誕地で記念館がある。人口6万 1607 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「アシュビル」の意味・わかりやすい解説 アシュビルあしゅびるAsheville アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州西部の観光・保養都市。人口6万8889(2000)。ブルー・リッジ山脈の高原上に位置し、グレート・スモーキー山脈国立公園、ピスガー国立森林地区にも近く、観光が重要な産業となっている。ノース・カロライナ州西部の金融、流通、交通、小売業の中心地。たばこ加工、木材、電子部品、衣服、製紙、食品、ガラス加工などの工業がある。[菅野峰明] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by