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アジア同時代アート あじあどうじだいあーと Asian contemporary art

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知恵蔵2015の解説

アジア同時代アート

1990年代、世界的にアジア地域の同時代アートへの関心が高まった。現代美術の非西洋社会への普及と同時に、地域性や民族性を背景とした表現が台頭してきたことなどが考えられる。アジア、特に東南アジア諸国が、植民地からの独立後、程度の差はあれ経済力を増し、国際社会への発言力を高めた時期と重なる。日本では福岡市美術館が70年代後半から積極的にアジア美術を紹介し、99年に福岡アジア美術館を開館、さらに福岡アジア美術トリエンナーレを開催、アジア系アーティストが交流する貴重な場を提供し続けている。99年のベネチアビエンナーレでは、中国系のアーティストが多数登場し、さらに中国出身の蔡國強(ツァイ・グォチヤン)やイラン出身のシリン・ネシャットが国際賞を受賞するなど、アジアアート躍進の年だった。90年代半ばからは、特に中国や韓国で現代美術の国際展や、作品の見本市であるアートフェアが次々と創設された。2000年代に入ってからは、中国の経済発展を背景に、香港や上海で欧州のオークション会社による同時代アートのオークションが盛況。アジアアートは新しい段階に入ったといえる。

(山盛英司 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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