改訂新版 世界大百科事典 「アステロキシロン」の意味・わかりやすい解説
アステロキシロン
Asteroxylon
約3億7000万年前のデボン紀のイギリス,ライニー・チャート層からライニアなどとともに産出する古生ヒカゲノカズラ目の植物化石。現生のヒカゲノカズラに似た外形を示し,茎には放射中心柱をもつ。葉は維管束をもたないので真の葉とはいえない。以前はライニアなどとともに古生マツバラン類とされていたが,現在では古生ヒカゲノカズラ類とされている。
執筆者:浅間 一男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報