アデア岬(読み)アデアミサキ

デジタル大辞泉 「アデア岬」の意味・読み・例文・類語

アデア‐みさき【アデア岬】

Cape Adare南極大陸ビクトリアランドの北東端にある岬。ロス海入口にあたる。1841年、英国ジェームズロスが発見し、友人の名を冠した。1899年から1900年にかけて、ノルウェーの探検隊が史上初めて南極で越冬した地として知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アデア岬」の意味・わかりやすい解説

アデア岬
アデアみさき
Cape Adare

南極大陸,ビクトリアランド北東端,ロス海西縁の岬。南緯 71°17′,東経 170°15′に位置する。 1841年イギリスの J. C.ロスにより発見され,95年ノルウェーの L.クリステンセン南極探検隊のボルヒグレビンクらによる南極大陸初の上陸地点となった。また 99年再訪したボルヒグレビンク隊によって,大陸上初の越冬地として選ばれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アデア岬」の意味・わかりやすい解説

アデア岬
あであみさき
Cape Adare

南極大陸、ビクトリア・ランドの北東端に突出するアデア半島北端の岬。南緯71度17分。ロス海への入口の北西部にあたる。黒色玄武岩よりなり、雪に覆われた海岸との対比が目だつ。1841年1月イギリス人ジェームズ・ロスが発見し、友人アデアの名を冠した。

[楠 宏]

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