アメリカネナシカズラ(読み)あめりかねなしかずら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アメリカネナシカズラ」の意味・わかりやすい解説

アメリカネナシカズラ
あめりかねなしかずら
[学] Cuscuta campestris Yuncker

ヒルガオ科(APG分類:ヒルガオ科)の一年生のつる草。おもに海岸ではハマヒルガオハマゴウなどに、河原ではヨモギ類に寄生するが、とくに特定の植物に寄生することはない。茎は細い紐(ひも)状で淡黄色ないし淡橙(たんとう)色、長楕円(ちょうだえん)状披針(ひしん)形の鱗片葉(りんぺんよう)をつける。7~10月に白色の小さな花が密集して開く。花冠は広鐘形で5裂し、裂片はほぼ三角形で開花時は平開し、雄しべは花冠裂片の間に直立する。果実はほぼ球形、不規則に裂開し、4個の種子がある。北アメリカ原産の帰化植物で、日本全土の海岸や河原に生育する。

[高橋秀男 2021年6月21日]

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