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アメリカマコモ あめりかまこも

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アメリカマコモ
あめりかまこも
wild riceIndian rice
[学]Zizania aquatica L.

イネ科の一年草で、日本のマコモの近縁種。北アメリカの五大湖を中心に、北はカナダウィニペグ湖から、南はルイジアナ州の湿地帯まで分布する。普通、浅い水中、ときには水深1メートルの所にも生える。稈(かん)は高さ1.5~3メートル、葉は幅4センチメートル内外、長さ約65センチメートル。夏の終わりに稈頂から長さ約50センチメートルの穂を出す。穂の上半分の枝梗(しこう)には雌花を、下半分の枝梗には雄花のみをつける。雌花のほうが早く開花し、他家受精をする。1小穂は1花よりなり、内、外穎(えい)は長さ2~2.5センチメートル、雌花の外穎には細くて長い芒(のぎ)がある。穎果は細長い円筒形で、長さ1.5~2センチメートル、幅1.5ミリメートル。熟すると落ちやすい。子実は昔から北米先住民族の食糧とされ、現在も自然食品として需要がある。子実の収穫は群生地の中へ舟で漕(こ)ぎ出し、棒でたたいて舟の中へ子実を落とす。米と同様に炊いて食用とされる。最近アメリカから輸入されるようになったが、日本での栽培はまだ成功していない。[星川清親]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のアメリカマコモの言及

【マコモ(菰)】より

… マコモ属Zizaniaは世界中に4種しかなく,このうちの1種マコモが東アジアに,残りの3種は北アメリカ東部に分布している。北アメリカでは古くからインディアンの食糧であり,現在でも感謝祭やクリスマスの七面鳥の詰物に入れたり,スープに入れたりするワイルドライスwildrice(Indian rice)は野生のイネではなく,北アメリカ産の一年生のアメリカマコモZ.aquatica L.やZ.palustris L.の果実で五大湖地方を中心とするアメリカ中西部や近接のカナダでとれる。穀粒が脱粒しやすいので,自生地では舟でこぎ出して,果実を手で払い落として採集する。…

※「アメリカマコモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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