アランフェスの王宮(読み)アランフェスのおうきゅう

世界の観光地名がわかる事典 「アランフェスの王宮」の解説

アランフェスのおうきゅう【アランフェスの王宮】

スペインの首都マドリードの南約48km、マドリード州南部の都市アランフェス(Aranjuez)にある、ロドリーゴ作曲の「アランフェス協奏曲」で知られるスペイン王室の宮殿。マドリードのアトーチャ駅からアランフェス駅まで電車で約45分、駅から徒歩で15分ほどの場所にある。この宮殿は、1561年、当時のサンティアゴ騎士団長が所有していた宮殿の跡地に、フェリペ2世によって建設が命じられ南塔と礼拝堂の建設が行われたが、王宮の建設が始まったのは17世紀半ばで、その完成は18世紀に入ってからだった。その後、拡張が行われたが、たび重なる火事に見舞われ、何度も修復を繰り返しながら今日に至った。現在の王宮の建物は1778年に修復されたもので、バロック様式ルネサンス様式が調和した美しい建物で、タホ川に沿って、彫像のあるバルテレ庭園、噴水が配置されたイスラム庭園、英国式のプリンシペ庭園(王子の庭園)など、多彩な庭園がある。世界遺産に登録されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む