アラーデール(英語表記)Allerdale

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラーデール」の意味・わかりやすい解説

アラーデール
Allerdale

イギリスイングランド北西部,カンブリア県北西部の地区。西にアイリッシュ海,北西にソルウェー湾を望み,北はスコットランドと接する。海岸平野を除いて湖水が点在する山岳地帯で,カンブリア山地レークディストリクト国立公園の北西部を含む。西海岸には地区で最も人口が多いワーキントンとメアリーポートがあり,カンブリア炭田の石炭積出港として発展してきた。地区の行政中心地のワーキントンはリバプールグラスゴーの間で唯一の深水港で鉄鋼,金属工業があり,メアリーポートは靴,化学製品,プラスチックなどを積み出す。周辺の沿岸部ではオオムギジャガイモなどが栽培され,酪農も盛ん。内陸部のケジックレークディストリクト(湖水地方)の主要な観光基地。カンブリア山地にはストーンサークル環状列石)やローマ時代の遺跡,沿岸地方にはバイキングの墓所が残る。面積 1258km2。人口 9万3493(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android