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アルケロン Archelon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルケロン
Archelon

白亜紀後期の北アメリカの海に生息していた爬虫類カメ目の一属。体長 4m,体幅 3.7mという巨大な大きさのゆえに著名で,エール大学のピーボディ博物館にある骨格化石がよく知られている。頭骨現生ウミガメとそっくりで,幅が狭く,長く曲った鉤状の口がある。カメの甲の上面は固い塊とはなっておらず,9対の肋骨で支持され,肋骨間の孔は,強靭な革のようなものでおおわれ,そのため巨体にもかかわらず体全体は比較的軽量で,泳ぐのも上手であったと考えられている。前肢のほうが後肢よりも長く,効率的な水かきをなしていた。後肢は丸くて幅が広い。尾は長くて強い。現生のカメと同様に,首や手足を甲内に縮めることができた種類の一つである。

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世界大百科事典 第2版の解説

アルケロン【Archelon ischyros】

アメリカ,サウス・ダコタ州の白亜紀後期の海成層より産出した大ウミガメで,恐竜亀とも呼ばれた。甲羅の長さは3.4mに及ぶ。頭骨はがんじょうで,口先はワシのくちばしのように鋭くとがっている。肋骨は十分発達せず,互いに縫合しないために甲板の形成が不完全。周縁の骨板は連結している。腹甲は4枚の菊花状甲板からできている。前後肢とも5本指で,前肢が大きい。甲羅は鱗板が退化し裸皮に近かった可能性がある。【長谷川 善和】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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