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アルゴンヌ アルゴンヌArgonne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルゴンヌ
Argonne

フランス北西部,シャンパーニュ,ロレーヌ両地方の間,北北西から南南東の方向に長さ約 40km,幅約 15~20kmにわたって広がる地域。ムーズ,アルデンヌ,マルヌ県にまたがり,エーヌ川上流部とムーズ川にはさまれた丘陵地にあたる。ケスタ地形で,厚さ 100mに達する硬い白亜紀の石灰質砂岩から成り,東側の急崖は高いところで標高 300m前後,西側の緩斜面上にはカシやシラカバなどが4万 5000haの森林地帯を形成し,アルゴンヌ森として知られる。山地を横切る深い谷以外は通過困難なため軍事上の重要な防御線であり,第1次世界大戦でアルゴンヌの戦いが行われた。森林地帯の周囲では果樹栽培が盛んで,さらに牧草地の増大によりウシ,ブタの飼育,谷底平野のライムギ,ジャガイモ栽培なども行われる一方,機械化による林業も一部で行われている。中世以来,森林の間に発展した集落は,戦争あるいは経済不振により,低地に移動する傾向があり,主として農産物集散地の役目を果している。おもな町は西側山麓,エーヌ川にのぞむマルヌ県東部のサントムヌー。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルゴンヌ
あるごんぬ
Argonne

フランス北部、ミューズ県、マルヌ県、アルデンヌ県にまたがる丘陵地帯。深い植生で覆われた分水界でもある。アルゴンヌの森(4万5000ヘクタール)でも知られ、ロレーヌ、シャンパーニュ地方の間、約70キロメートルにわたり広がっている。平均高度は200メートル余りで、エスヌ川、エール川により境されている。革命戦争中の1792年に、デュムーリエ将軍がアルゴンヌのバルミーでプロイセン軍を阻止した。第一次世界大戦中の戦場であり、1918年にはアメリカ軍の攻撃の舞台となった。現在は観光地。[大嶽幸彦]

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