アレクセイ トルストイ(英語表記)Aleksei Nikolaevich Tolstoi

20世紀西洋人名事典 「アレクセイ トルストイ」の解説

アレクセイ トルストイ
Aleksei Nikolaevich Tolstoi


1883.1.10 - 1945.2.23
ソ連の小説家。
元・作家同盟議長,元・ブルガリア大使。
サマラ県ニコラエフスク市生まれ。
ペテルブルク工業専門学校機械科在学中からシンボリズムに傾倒し「空色の河のかなたに」(1908年)などで文壇デビューする。その後、50余の短編長編「びっこの公爵」(’12年)などで作家としての地位を確立する。革命勃発でパリへ亡命し、’22年ベルリンに移り親ソ派グループに加わり小説を書き、’23年帰国後、本領を発揮し、知識人の思想遍歴をテーマに「苦悩の中を行く」(’20〜41年)など優れた大作を書く。作家同盟議長を務め、ブルガリア大使や外交文化使節として活躍したソビエト文壇の大御所である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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