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アンコナ Ancona

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アンコナ
Ancona

イタリア中部東海岸,アドリア海に面した港湾都市。マルケ州の州都,アンコナ県の県都。前 390年頃シラクーザの植民地として建設された。前2世紀ローマに奪われ,トラヤヌス帝が港を拡充した。ゴート人などの侵入で衰えたが中世に再興,教皇直轄都市となる。第1,第2次世界大戦の両方で大きな被害を受けた。トラヤヌス帝の凱旋門が残り,町の守護者聖チリアコの聖堂が海を望む丘の上にそびえている。ロマネスク・ゴシック様式の現在の建物は5~6世紀のギリシア十字式聖堂を基礎として,12~13世紀に増築されたもの。造船,機械製作,金属細工,化学製品,医薬品,食料品,織物工業などが盛ん。商業の中心でもあり,布地,絹,皮革,コーヒー,化学薬品,木材,紙などを扱う。ミラノ,ボローニャからフォッジャブリンディジへの鉄道の中間点にあり,ラベンナ,ベネチア,トリエステなどの港との間に定期航路がある。人口 10万 1179 (1991推計) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

アンコナ【Ancona】

イタリア中部,マルケ州の州都。人口10万0597(1994)。アドリア海に面し,貿易港,工業都市(造船,繊維,製薬)として知られる。紀元前4世紀にシラクザ人が建てた町とされ,ローマ帝国の植民地として栄えたが,その後,ゴート族,ランゴバルド族,イスラム勢力の相次ぐ脅威にさらされた。東ローマ帝国の支配下で復興し,1532年から1860年まで教皇の直接統治下にあった。【町田 亘】

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