イヤマーク

デジタル大辞泉 「イヤマーク」の意味・読み・例文・類語

イヤマーク(earmark)

《元来は所有者を明示するために羊の耳につけた焼き印》
貿易借款によって外国で取得した金を、為替決済の支払い準備などの目的で、その国の中央銀行寄託して保管しておくこと。
借入国が貸付国の中央銀行に、借入金の一部を金で引き出せるように、特別勘定を設定してもらうこと。
預金者の希望で、預金の一部を別勘定に移して、特別の取り扱いをすること。
織物の端の部分に織りこまれた、製造メーカーのマーク

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精選版 日本国語大辞典 「イヤマーク」の意味・読み・例文・類語

イヤ‐マーク

〘名〙 (earmark 元来は、家畜の耳につけた、所有者のしるし)
① 貿易や外国からの借款によって外国で得た金(きん)をそのままその国の中央銀行に他と区分して保管しておくこと。金(きん)輸送の手数や費用がはぶける。〔モダン用語辞典(1930)〕
② 外国の銀行からの借入金の一部を、金(きん)で引き出しうる特別の勘定に預金しておくこと。また、銀行預金の一部を、預金者の希望によって、特別の使途のために留保しておくこと。
③ 織物の端の部分に織りこまれた、製造メーカーのマーク。

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