イリジウム計画(読み)イリジウムけいかく

百科事典マイペディア 「イリジウム計画」の意味・わかりやすい解説

イリジウム計画【イリジウムけいかく】

米国モトローラ社が1990年提唱した,人工衛星を使った世界規模の移動体通信構想。地球上どこでも通信を可能にするため,66個の低軌道衛星を使用する。当初計画は77個だったため,原子番号77のイリジウム名前をつけた。1993年,計画の実行主体として日本イリジウムが設立され1998年11月にサービスを開始したが,加入者数の低迷などで2000年3月に事業廃止
→関連項目宇宙通信通信衛星

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android