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イロカノ

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百科事典マイペディアの解説

イロカノ

フィリピンのルソン島北西海岸に主として住む人びと。人口はこの諸島の全種族中,ビサヤ人,タガログ人に次いで多く,華僑(かきょう)との混血が多い。水田耕作を営む。キリスト教を信じ,文化的にスペインの影響を受けている。
→関連項目フィリピン

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イロカノ
いろかの
Ilocano

フィリピンのルソン島北部の西側海岸地帯、いわゆるイロコス地方を中心に居住するマレー系の民族。イロカノ語を母語とする人々は、フィリピン全土で約593万人(1990)。フィリピンで第3番目の言語グループである。イロコス地方はもっとも人口過密な地域であり、さらに、少ない降雨量や狭い耕地面積のため、主要作物である米の生産量は、地域の需要には遠く及ばない。そのためさまざまな現金収入獲得の道が図られてきた。手織りによる綿織物もその一つであったが、最近では葉タバコの生産が重要な位置を占めるようになった。また、過剰人口の多くは移住者として他の地域に生活の糧(かて)を求めて行った。移住は19世紀以前から始まり、1810年代から約100年間は主として中部ルソン地域に農民として、20世紀に入ると教師や看護婦としてミンダナオ島に渡って行った。さらに、マニラ近郊や、遠くハワイにも多くの移住者を送り出している。一般に勤勉であるといわれ、それぞれの地域で多くの成功者を輩出している。スペイン人との接触が古いため、人々の大半はローマ・カトリック教徒であるが、フィリピン独立教会の信徒も少なくない。[結城史隆]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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