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インジェロー Jean Ingelow

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世界大百科事典 第2版の解説

インジェロー【Jean Ingelow】

1820‐97
イギリスの女流詩人,小説家。リンカンシャーのボストン生れ。30歳で匿名出版した《詩で綴る事件と感情の記録》(1850)がテニソンに認められ,《詩集》(1863)は爆発的人気を博し,作品のいくつかは作曲され広く歌われた。一時期小説に転向,また《子どものための物語》(1865)など児童読物も書いた。数巻の詩集は1898年一巻本となる。気取った文体が欠点だが,〈リンカンシャー沿岸の高潮〉(1863)など逸品がある。

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世界大百科事典内のインジェローの言及

【児童文学】より

…少年小説もまたT.ヒューズの《トム・ブラウンの学校生活》(1857),R.バランタインの《サンゴ島》(1857),ウィーダOuidaの《フランダースの犬》(1872),シューエルA.Sewellの《黒馬物語》(1877)のあとをうけて,R.L.スティーブンソンの《宝島》(1883)で完成した。架空世界を取り扱った物語は,J.インジェローの《妖精モプサ》(1869),G.マクドナルドの《北風のうしろの国》(1871),R.キップリングの《ジャングル・ブック》(1894),E.ネズビットの《砂の妖精》(1902),K.グレアムの《たのしい川べ》(1908),J.M.バリーの《ピーター・パンとウェンディ(ピーター・パン)》(1911),W.デ・ラ・メアの《3びきのサル王子たち》(1910)にうけつがれ,ファージョンE.Farjeon《リンゴ畑のマーティン・ピピン》(1921)は空想と現実の美しい織物を織り上げた。さらにA.A.ミルンの《クマのプーさん》(1926)が新領域をひらき,J.R.R.トールキンの《ホビットの冒険》(1937),《指輪物語》(1954‐55)は妖精物語を大成する。…

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