インパスト(その他表記)impasto

翻訳|impasto

デジタル大辞泉 「インパスト」の意味・読み・例文・類語

インパスト(〈イタリア〉impasto)

油絵で、カンバス絵の具を厚く盛り上げて描く技法

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精選版 日本国語大辞典 「インパスト」の意味・読み・例文・類語

インパスト

  1. 〘 名詞 〙 ( [イタリア語] impasto 「練った、こねた」の意 ) 洋画で絵の具を厚く盛り上げて画布に描く画法、また、その絵の具。〔新らしい言葉字引(1918)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インパスト」の意味・わかりやすい解説

インパスト
impasto

カンバスやパネル (→板絵 ) に厚塗りされた絵具の盛上がりや,絵筆またはパレットナイフの跡がはっきりわかるほどの画面上の絵具の凹凸をさす。原義はイタリア語で練り粉またはこねること。 (→アンパートマン )

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世界大百科事典(旧版)内のインパストの言及

【油絵】より

…この技法をフランス語でグラッシglacisという。一方,油絵具を粘度の高いまま用いると盛上げ(インパスト),筆跡の強調(タッチ),ナイフを用いた厚塗り,塗りつぶしなどの手法を美的効果として利用できる。油絵具は透明・不透明・厚塗り・極薄塗りなど自由な組合せが可能で,かつ展色力がよく,多様な表現に適することから近代絵画の最も重要な材料となった。…

※「インパスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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