ウィットねじ

百科事典マイペディアの解説

ウィットねじ

英国のホイットワースが,ねじの互換性の必要から標準ねじとして案出した三角ねじ山形。史上初めてつくられたねじの規格で,英国で採用された。ねじ山の角度は55°,大きさの系列はインチ寸法で与えられる。その後ヨーロッパ諸国,日本などで広く採用されたが,1958年以降は各国とも国際規格のISO(アイエスオー)ねじに移行し,日本では1968年以後廃止。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内のウィットねじの言及

【製図】より

…このような近代的生産様式がさらに進行するにつれ,この工程の問題に,さらに多量生産化の必然的な要請としての,製品の互換性の問題が次いで発生してきた。この時期におけるフランスのル・ブランLe Blancによる限界ゲージの発明(1785ころ),J.ホイットワースの提案に基づくねじの規格化(ウィットねじ,1841)などは,特筆に値するといえよう。 この時期に至って,技術者の製図に対する重要性の認識はきわめて明確となってきた。…

【ねじ】より

…現在のものと変わらないねじ切り旋盤をつくり,これによって締結用ねじおよび運動用ねじの大量生産の技術を確立したのは,これまたモーズレーの弟子であったJ.ホイットワースである。彼はさらにそれまで各自がばらばらに製造していたねじを規格化することを試み,彼の提案に基づいて1841年ウィットねじと呼ばれるねじ規格が制定された。 切削加工によるねじの製造とともに,塑性加工による製造も19世紀中ごろから試みられたが,転造による精密なねじの製造が可能になったのは1930年代の終りになってからである。…

※「ウィットねじ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ゲーム障害

オンラインゲームなどへの過度な依存により日常生活に支障をきたす疾病。インターネットやスマートフォンの普及でオンラインゲームなどに過度に依存する問題が世界各地で指摘されていることを受け、世界保健機関(W...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android