ISOねじ(読み)アイエスオーねじ

百科事典マイペディア 「ISOねじ」の意味・わかりやすい解説

ISOねじ【アイエスオーねじ】

ISO国際標準化機構)が1958年に制定した三角ねじ山形。ねじ山の角度は60°。ISOメートルねじとISOインチねじの2系列がある。世界の主要国の規格に導入され,JISも1965年から導入開始,1968年,JISのねじはほとんど完全にISOねじと一致することになった。
→関連項目ウィットねじねじメートルねじユニファイねじ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ISOねじ」の意味・わかりやすい解説

ISOねじ
アイエスオーねじ
ISO screw threads

国際標準化機構 (略称 ISO) によって規格化された (1962) ねじ。基準山形,ピッチおよび直径の種類を最少にし,各分野の技術的条件を満足する国際的に互換性のあるねじ系列の確立を目的としている。各国の主張もあって,現在メートル系とインチ系の2本立てとなっている。用途その他による適用区分はなく,どのような形で国家規格に取入れるかはまったく自由である。 JISでは,メートル系を主に取入れている。 ISOメートルねじは,ねじ山の角度 60゜,おねじの外径とピッチがミリメートルで規定されており,(M呼び径の数字) × (ピッチ) の形式を用いて M6× 0.75のように表わす (→メートルねじ ) 。 ISOインチねじは,ねじ山の角度 60゜,おねじの外径寸法がインチの分数 (例外もある) で表わされ,ピッチが1インチ (25.4mm) あたりの山数で規定されている (→インチねじ ) 。1/4-20UNC,No.4-UNCのように表わす。

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