ポルトガルの詩人カモンイスの叙事詩。1572年刊。題名はイベリア半島の西端に定住した、酒神バッコスの子といわれる伝説的な人物ルーゾの子孫であるルジタニア人、つまりポルトガル人の意。その国民の英雄的偉業をたたえた愛国的作品で、ポルトガル国民の聖書ともいうべき精神性をもつ。インド航路発見とポルトガルの航海者バスコ・ダ・ガマの第1回遠征を軸とし、豊かな想像力と作者自身の経験とを加えて、神話や悲劇の美女イネース、巨人アダマストールらの劇的挿話を織り込んでポルトガル史を浮き彫りにしている。ホメロスの『オデュッセイア』、ウェルギリウスの『アエネイス』に倣い、11音節の8連詩10編、1102節からなる。
[濱口乃二雄]
『小林英夫・池上岑夫・岡村多希子訳『ウズ・ルジアダス』(1978・岩波書店)』
一月五日ごろから二月二、三日ごろの、小寒、大寒合わせた約三〇日間。寒中(かんちゅう)。《 季語・冬 》[初出の実例]「寒(カン)の中 薬喰 声つかふ 酒作 紅粉(べに) 門垢離(かどごり)」(出典:俳...