ウッパータール(読み)うっぱーたーる(英語表記)Wuppertal

日本大百科全書(ニッポニカ)「ウッパータール」の解説

ウッパータール
うっぱーたーる
Wuppertal

ドイツ西部、ノルトライン・ウェストファーレン州の工業都市。ブッパータールとも書く。人口36万6400(2000)。市街地はライン片岩山地北部の高原を深く刻むウッパー川の谷に沿って伸び、狭い谷底には工業と商業の地区が交錯し、住宅地は両岸の斜面、とくに北側に高く広がっている。繊維工業と金属加工が盛んで、前者はウッパー川の水による撚糸(よりいと)の漂白から発達し、織物、人絹に進んだ。ドイツ最大の化学工業企業バイエル社はここの出身で、染料からアスピリンその他に手を広げ、現在レバークーゼンに本拠を置いている。そのほか、電気機器、金属、工作機械、ビールなどの工業がある。1929年に、西部のエルバーフェルトと東部のバルメンが周囲の町村とともに合併して発足し、市内の二つの核心となっている。平坦(へいたん)地が少ないため、1901年に川の上にモノレールが建設され、現在も重要な市内交通機関として利用されている。

[齋藤光格]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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