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ウモウダニ うもうだに

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウモウダニ
うもうだに / 羽毛
feather mites

節足動物門クモ形綱ダニ目ウモウダニ上科Analgoideaほか2上科(Pterolichoidea、Freyanoidea)のダニ類の総称。鳥類の寄生虫で、主として羽毛に終生付着して生活する。鳥体各部の形状と機能を異にする羽毛のそれぞれに適応したダニがあり、その形態には珍奇なものが少なくない。また、鳥類の種や属によって寄生するダニ類も特異的な種類が多いため、この群のダニ類は宿主の系統関係を示す指標生物となる。寄生虫でありながら体液は吸わず、羽や皮膚の落ちくずを食べるため、宿主をほとんど加害しない。ヒトへの影響も少ないが、製品となった羽毛にダニの死骸(しがい)が残っていて、直接目に触れて不安感を与えたり、ほかの有害な節足動物の餌(えさ)となることがある。[内川公人]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のウモウダニの言及

【ダニ(蜱∥蟎∥壁蝨)】より

…微小な虫がはっていると,すぐにダニだと思いがちであるが,速く走るようであればクモ,ルーペで見てりっぱな眼や触角があったら昆虫と判断してよい。
[生活史]
 受精に際して正式の交尾を行うのはハダニ,コナダニホコリダニ,ウモウダニなどに限られ,他のほとんどのダニは精包(精莢(せいきよう)とも呼ばれ,精子の入った袋)の受渡しという手段をとる。ヤドリダニ類では口器(鋏角)を用い,ミズダニでは第3脚を用い,雄が雌の生殖口に精包を入れるが,ササラダニでは雄が精包を置きっぱなしにし,雌があとでこれを拾う。…

※「ウモウダニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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