ウラン化合物(読み)ウランカゴウブツ

化学辞典 第2版 「ウラン化合物」の解説

ウラン化合物
ウランカゴウブツ
uranium compound

ウランは酸化数3~6で化合物をつくる.二元化合物として水素化物UH3,ハロゲン化物,酸化物,硫化物など.酸化物は複雑で,しばしば不定比化合物(ベルトリド化合物)となる.主要酸化物は黒褐色のUO2.さらに酸素が加わってUO2.25となる.U3O8は緑黒色.UO3は橙黄色.酸化物はどれも硝酸に溶けてUO22+塩をつくる.ほかにB,C,Si,N,P,Asなどと半金属性の化合物をつくる.不定比化合物が多い.ハロゲン化物のうち,フッ化物と塩化物はUF3緑色~UF6無色,UCl3赤色~UCl6緑,臭化物はUBr3赤色~UBr5暗赤色,ヨウ化物はUI3黒色,UI4黒色.一般式M2UxO3x+1の化合物はウラン酸塩とよばれる.二ウラン酸アンモニウム(またはナトリウム)はイエローケーキとして知られ,核燃料製造の中間過程で鉱石浸出物をアルカリ処理すると得られる.UO2,UO22+はウラニルイオンとよばれ,硝酸ウラニルUO2(NO3)2がウランの塩としてもっとも有名である.有機溶媒に抽出されるので,ウランの分離精製過程で重要な役割を果たす.酸化物はガラスに微量添加して,緑色のウラニウムガラス製造に19世紀前半から用いられている.ローマ時代の出土品にも使用されていた.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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