ウリジン三リン酸(読み)ウリジンさんリンさん(その他表記)uridine triphosphate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウリジン三リン酸」の意味・わかりやすい解説

ウリジン三リン酸
ウリジンさんリンさん
uridine triphosphate

UTPと略記する。プリンヌクレオチド一種で,(ウラシル) - (リボース) - (リン酸) - (リン酸) - (リン酸) の構造をもつ。リン酸同士の2ヵ所の結合は,高エネルギーリン酸結合である。糖類の代謝と関係が深くて,グルコース-1-リン酸と UTPから UDP-グルコースが生成されて,多糖類や配糖体合成の重要な代謝中間物質となるほか,ガラクトース,グルクロン酸,アセチルグルコサミンなどと UDPとの結合物も,同時に糖の代謝中間物質として重要である。また UTPは,他のヌクレオチド三リン酸とともに,リボ核酸合成の素材物質である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む