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エクアドル史 エクアドルし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エクアドル史
エクアドルし

スペイン人渡来前,インカ帝国の一部であったが,16世紀前半スペイン人に征服された。 1534年にはセバスティアン・デ・ベナルカサルによりキト市が建設された。 1822年スペインから独立し,一時大コロンビア共和国に帰属したが,30年単独の共和国となった。独立後グアヤキル市を拠点とする自由主義派とキト市を根城とする保守派の対立が続き,政情は安定を欠いた。保守派の G.ガルシア・モレノ大統領 (在任 1861~65,69~75) は,教会の権限を大幅に拡大,神聖政治を現出した。 96年 E.アルファロはクーデターを起し,自由党支配への道を開いた。自由党の支配は 1944年まで続くが,この間に政教の分離,教会の権力削減,交通機関の拡張などが進められたが,41年のペルーとの国境紛争には敗れた。 48~52年に大統領をつとめた G.プラサは経済開発を進め,世界屈指のバナナ輸出国たらしめた。 1930年代よりたびたび政権の座にあった J.ベラスコ・イバラ (在任 1934~35,44~47,52~56,60~61,68~72) は,下層大衆を支持基盤としたデマゴーグ的政治を行なったが,72年クーデターで追放された。 G.ロドリゲス軍事政権も農地改革,石油資源の国家管理など民族主義的改革を行なってきたが,民政移管の要求が強く政情は不安定となり,76年3軍の圧力により辞任。以後3軍の執政評議会が実権を掌握。しかし民政復帰要求が強く,79年大統領選挙が行われ,H.ロルドス・アギレアが当選し,民政へ移管した。

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