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エコロジー建築 えころじーけんちく ecological architecture

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知恵蔵の解説

エコロジー建築

自然環境に対する配慮を行った建築。省資源やリサイクル有害物質の除去によって健康で快適な居住生活を実現しようとする点に大きな特徴があり、実際の施工にあたっては、石油など化石燃料の使用抑制、自然風や太陽光の積極的な活用、井戸水の利用、環境に負荷をかけない自然素材の建材の活用など、様々な工夫が凝らされるほか、建物のみならず周囲の環境保全や生態系の維持にも注意が払われる。ドイツや北欧でいち早く提唱された立場だが、その発想の背景には、良質で安全な住宅を求める消費者運動の高まりや、建物の中に住む人の健康を最優先に考えるバウビオロギー(建築生物学)の影響が指摘される。日本に紹介されたのは比較的最近だが、実はこれらの発想には襖、障子、畳などを用いた日本の伝統家屋とも共通する部分が少なくない。また近年では、神戸市のように、「環境に対する影響をより少ないものとし、利用者が健康で快適に暮らせるように、自然環境のもつ潜在的な力(自然エネルギー、自然美等)を生かすよう工夫された建築」として積極的に取り組む自治体も現れるようになった。

(暮沢剛巳 建築評論家 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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