省資源(読み)ショウシゲン(その他表記)saving resources

デジタル大辞泉 「省資源」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しげん〔シヤウ‐〕【省資源】

地球上の資源を保護するため、物資エネルギー消費を減らすこと。昭和48年(1973)第一次石油危機ごろからの用語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「省資源」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しげんシャウ‥【省資源】

  1. 〘 名詞 〙 作り過ぎ、使い過ぎによる資源の浪費を防ぐため、消費をおさえ再利用をはかるなどして資源を保護すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「省資源」の意味・わかりやすい解説

省資源
しょうしげん
saving resources

地球の有限な資源を節約して長く利用できるようにしていこうとする理念ないし運動。 1973年からのエネルギー危機は,この問題をいやおうなく検討させることになり,アメリカをはじめ工業先進国全般に省資源,省エネルギー模索が行われるようになった。そのためには,生産流通,消費の各段階でむだを省く合理的資源活用と,廃棄物の再利用または未活用物質の利用など,活用できる資源を最大限に利用して結果的に自然からの収奪を少くしようとする方法がある。前者の例として熱管理,水管理の合理化があり,後者の例として廃棄物,排水の再利用がある。なお省資源・省エネルギー問題は,地球環境問題と密接な関係をもちながら議論され,その対応策が展開されるようになってきており,日本のサンシャイン計画ムーンライト計画なども見直された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android