エットーレ スコラ(英語表記)Ettore Scola

現代外国人名録2016 「エットーレ スコラ」の解説

エットーレ スコラ
Ettore Scola

職業・肩書
映画監督

国籍
イタリア

生年月日
1931年5月10日

出生地
トレビーコ

学歴
ローマ大学

受賞
モスクワ国際映画祭金賞(第9回)〔1975年〕「あんなに愛しあったのに」,カンヌ国際映画祭監督賞(第29回)〔1976年〕「恐ろしく、汚く、意地悪く」,ゴールデン・グローブ賞外国語作品賞〔1978年〕「特別な一日」,カンヌ国際映画祭脚本賞(第33回)〔1980年〕「The Terrace」,ベルリン国際映画祭銀熊賞(貢献賞,第34回)〔1984年〕「ル・バル」,モスクワ国際映画祭銀賞(第23回)〔2001年〕「不公平な競争

経歴
ローマの大学で法律を学んだ後、ジャーナリストとなり、「マルコ・アウレリオ」に寄稿する一方ラジオのための台本を数多く手がける。1947〜52年喜劇役者トトの映画の脚本を無署名で20本ほど執筆。’52年脚本家として映画界入り。約50本の脚本を書き、’64年「もしもお許し願えれば女について話しましょう」で監督デビュー。主にコメディ分野で活躍。’70年代半ばに「あんなに愛しあったのに」(’74年)や「特別な一日」(’77年)などで作風の広がりを見せ、イタリアを代表する国際的監督の地位確立。他の作品に「恐ろしく、汚く、意地悪く」(’76年)、「パッション・ダモーレ」(’80年)、「ル・バル」(’83年)、「マカロニ」(’85年)、「ラ・ファミリア」(’86年)、「スプレンドール」「BAR〈バール〉に灯ともる頃」(’89年)、「不公平な競争」「Another World Is Possible」(2001年)、「Letters from Palestine」(2002年)、「フェデリコという不思議な存在」(2013年)など。ネオリアリズムとイタリア喜劇映画の流れをくむ。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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