エネルギー工学(読み)エネルギーこうがく(その他表記)energy engineering

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エネルギー工学」の意味・わかりやすい解説

エネルギー工学
エネルギーこうがく
energy engineering

エネルギーの開発,利用に関する工学分野の総称。エネルギーの資源,蓄積,輸送,変換,材料を社会性・経済性を加味した視点から体系化する一連の作業が行われている。エネルギー資源としては化石エネルギー (石油石炭天然ガスなど) ,自然エネルギー (太陽,風力水力地熱,波力など) ,核エネルギー (核分裂,核融合など) があり,それぞれ適したシステムの設計・開発が行われ,さらに領域化された工学分野を形成している。エネルギーの変換,蓄積,輸送,利用などについては,力学,化学,電磁気,熱,濃度など,それぞれのエネルギー形態に応じた技術の研究・開発が行われている。また,システムの開発と効率の向上のためには,高温材料,低温材料,耐食材料,対照射材料,光電変換材料,超伝導材料,蓄熱材料など,材料分野の研究も欠かすことができない。最近では二酸化炭素やフロンガスなど,エネルギー技術が環境に及ぼす影響の研究も重要視されており,社会・経済学的な視野も含めた総合的分野として位置づけられている。

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