オオヒョウタンボク(読み)おおひょうたんぼく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオヒョウタンボク」の意味・わかりやすい解説

オオヒョウタンボク
おおひょうたんぼく / 大瓢箪木
[学] Lonicera tschonoskii Maxim.

スイカズラ科(APG分類:スイカズラ科)の落葉低木。名は、葉や花が大きいヒョウタンボクの意味である。高さ1~2メートル。花は7~8月に、二つずつ対をなしてつき、花冠白色で二唇形。液果紅色で、隣接する2個が互いに合着する。日本特産種で、本州中部地方の高山ないし亜高山帯の低木林に多い。

[福岡誠行 2021年12月14日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android