オックスフォード協約(読み)オックスフォードきょうやく(その他表記)Provisions of Oxford

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オックスフォード協約」の意味・わかりやすい解説

オックスフォード協約
オックスフォードきょうやく
Provisions of Oxford

1258年イギリスの国政改革に立上がったシモン・ド・モンフォールらの封建諸侯が国王ヘンリー3世と協定した改革要綱。諸侯が望んだ国政の改革を行いやすいように,諸侯の支配する統治の機関と機構を規定し,王権を制限しようとしたもの。 61年4月,王が破棄宣言したために実効を失った。しかし,諸侯の反乱 (→バロン戦争 ) ののち,その精神は 66年の「ケニルワースの宣言」に生かされた。広義には 59年のウェストミンスター協約を含めることもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android