オッフィチーナ(その他表記)Officina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オッフィチーナ」の意味・わかりやすい解説

オッフィチーナ
Officina

イタリア文芸雑誌。隔月刊。本来は詩の同人誌として,1955年5月から 59年まで発刊された。編集にあたったのは,F.レオネッティ,P.パゾリーニ,R.ロベールシの3名。第1期は,58年4月までで,通算 12巻を出版した。第2期は,F.フォルティーニ,A.ロマーノ,G.スカーリアが新たに編集に加わり,版元をボンピアーニ社に移した。グラムシ思想媒体に,政治と文化の間に生じた亀裂を超克することを目的とし,詩の分野ではエルメティズモを,詩の手法からばかりでなく,詩の解釈,思想性,文化的意義の視点において,乗越えようとはかった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む