オリンピア考古学博物館(読み)オリンピアこうこがくはくぶつかん(その他表記)Mouseion Archaeologikon, Olympia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オリンピア考古学博物館」の意味・わかりやすい解説

オリンピア考古学博物館
オリンピアこうこがくはくぶつかん
Mouseion Archaeologikon, Olympia

ギリシアの博物館。 1875~81年のクルチウスやフルトベングラーらのドイツ調査団の発掘を契機に,アテネの銀行家アンドレアス・シングロスの寄付により 87年に開館。ミケーネの遺物,幾何学文様期からアルカイック期までの青銅像,ゼウス神殿東西両破風の彫刻『オイノマオス王とペロプス戦車競走』『ラピタイ族ケンタウロスの戦い』,パイオニオス作『ニケ』,プラクシテレス作『ヘルメス』,フェイディアス銘のある杯,ローマの彫刻などを収蔵する。 1972年に新館が開館。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android