オルドバイ峡谷(読み)オルドバイきょうこく(英語表記)Olduvai Gorge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タンザニア北部,セレンゲティ国立公園東方にある峡谷。 200万年近く前は一帯湖沼だったが,長い年月の間に湖水沈殿物,付近のンゴロンゴロ山からの火山灰堆積 (→ンゴロンゴロ噴火口 ) ,その後,川の浸食によって両側が形成された。崖の堆積物は厚いところは 100mに及び,五つの層が基盤玄武岩の上に重なっている。人類学的資料の宝庫として知られ,各種哺乳類や人骨化石旧石器時代の道具が発見された。

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世界大百科事典内のオルドバイ峡谷の言及

【旧石器時代】より

…200万年前よりさらに古い人類およびその文化についてはまだ十分な調査と研究がなされていないが,エチオピアのハダールやトゥルカナ湖に流入するオモ川流域のシュングラなどからは,270万年から240万年前と推定される石器が発見されている。これらの資料を別にすると,これまでに人類史上最古の遺跡としての確証があげられているのは同じくアフリカ東部にあるタンザニアのオルドバイ峡谷である。この峡谷は長さ40km,深さが100~130mもあり,下部洪積世の堆積層までも谷が刻みこまれている。…

※「オルドバイ峡谷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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