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オーチェルク Ocherk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オーチェルク
Ocherk

ロシア文学における散文の一ジャンル。記録文学,ルポルタージュなどと訳される。現実の日常的諸事実や,社会の風俗,習慣をリアルに記述,描写するため,しばしば政治,社会制度に対する鋭い告発を秘めている。 I.ツルゲーネフの『猟人日記』はその意味で一種の芸術的オーチェルクといえる。 V.ダーリもカザク・ルガンスキーの筆名で多数のフォークロア的オーチェルクを書いた。 G.ウスペンスキー,革命後では V.オベーチキン (1904~68) が農村物のオーチェルクで有名。

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世界大百科事典内のオーチェルクの言及

【ノンフィクション】より

…第2次大戦前の代表作としては,J.リードの《世界をゆるがした10日間》(1919),E.P.スノーの《中国の赤い星》(1937),また日本では横山源之助の《日本之下層社会》(1899),細井和喜蔵の《女工哀史》(1925)などを挙げることができる。ソ連・ロシアには〈オーチェルクocherk(記録文学)〉というジャンルがあり,ゴーリキーの唱道もあって多くの作家が手がけ,I.G.エレンブルグ,M.A.ショーロホフ,V.V.オベーチキンらが秀作を残している。戦後日本では,1957年大宅壮一が中心となってノンフィクション・クラブを設立,後進の指導にあたり,また1960年代以降にはアメリカのニュー・ジャーナリズムの刺激もうけた。…

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