カシューワニス(読み)かしゅーわにす(英語表記)cashew varnish

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カシューワニス
かしゅーわにす
cashew varnish

ウルシオールと似た構造をもつウルシ科の植物カシューナッツ(主産地はインド)の殻(から)の中に存在しているカシューナッツ殻液を原料としたワニス。天然の重要なフェノール成分であり、フェノールと混合してホルムアルデヒドと反応させて、油溶性のフェノール樹脂として、アルキド樹脂、メラミン樹脂、乾性油などに添加して、塗膜の諸性質や乾燥性の改善が行われている。漆と同様に黄変、耐暴露性に乏しい。工芸品に応用されるほか、耐薬品性、電気絶縁性などに優れているので化学機械の耐薬品塗料、絶縁塗料に用いられる。[垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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