コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カナクギノキ かなくぎのき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カナクギノキ
かなくぎのき
[学]Lindera erythrocarpa Makino

クスノキ科の落葉小高木。高さは普通は約5メートル。樹皮は灰褐色であるが、不規則な薄片となってはげ落ちた跡が鹿の子(かのこ)模様となり、「鹿の子木」が変化してこの名になったという。葉は互生し、質は薄いがじょうぶで、倒披針(とうひしん)形、長さ5~15センチメートル、全縁。雌雄異株。花は4~5月、葉腋(ようえき)から出た散形花序につき、淡黄緑色。果実は液果、9~10月に赤く熟す。静岡・長野県以西の本州、四国、九州および朝鮮、中国大陸中南部、台湾に分布する。材は楊枝(ようじ)や細工物に用いる。[門田裕一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のカナクギノキの言及

【クロモジ(黒文字)】より

…枝葉からはクロモジ油が得られ,かつて香料原料として採集されていた。 クロモジ属Linderaには日本に数種があるが,そのうちカナクギノキL.erythrocarpa Makinoは高さ10mになる落葉中高木で本州の中部以西,四国,九州,朝鮮半島,中国の暖帯に分布する。果実は赤熟する。…

※「カナクギノキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

カナクギノキの関連キーワード蕎麦木金釘

今日のキーワード

OAR

2018年の平昌五輪に国家資格ではなく個人資格で参加したロシア国籍の選手のこと。「Olympic Athlete from Russia(ロシアからの五輪選手)」の略。14年ソチ五輪での組織的なドーピ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android