カルタヘナの港、要塞群と建造物群(読み)カルタヘナのみなと、ようさいぐんとけんぞうぶつぐん

世界遺産詳解 の解説

カルタヘナのみなと、ようさいぐんとけんぞうぶつぐん【カルタヘナの港、要塞群と建造物群】

1984年に登録されたコロンビアの世界遺産(文化遺産)。カルタへナは、首都ボゴタから北北西630kmに位置するボリーバル県の県都で、カリブ海沿岸の港町である。スペインが進出し、インカ帝国を滅ぼして植民地化した後、金、銀、エメラルドカカオタバコ香辛料など新大陸の産物をスペイン本国に送り出す港として繁栄した。サン・フェリペ要塞、サン・フェルナンド要塞など数多くの要塞があり、高さ12mの城壁に囲まれたサン・ペドロ地区には、サン・ペドロ・クラベール聖堂、教会、旧宗教裁判所など、植民地時代の建造物が多数残されている。◇英名Port, Fortresses and Group of Monuments, Cartagena

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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