カルル7世(読み)カルルななせい(その他表記)Karl VII, Albrecht

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルル7世」の意味・わかりやすい解説

カルル7世
カルルななせい
Karl VII, Albrecht

[生]1697.8.6. シュライスハイム
[没]1745.1.20. ミュンヘン
神聖ローマ皇帝 (在位 1742~45) 。カルルアルブレヒトとしてバイエルン選帝侯マクシミリアン2世エマヌエルの子。皇帝カルル6世死後国事詔書 (国本勅令) に反して,全オーストリアの継承を要求し,フランス,スペインの支援を得て軍を起し,プロシアがこれに加わって,1740年第1次シュレジエン戦争を起した。 42年皇帝に選挙されカルル7世となったが,マリア・テレジア反撃を受け,バイエルンの首都ミュンヘンも占領された。プロシアが再度バイエルンと結び,44年第2次シュレジエン戦争を起すと,カルル7世もこれに力を得て,一時ミュンヘンを奪回し,翌年没した。その死後まもなく,マリア・テレジアはバイエルンを屈服させ,彼女の夫君フランツが皇帝に選ばれた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

367日誕生日大事典 「カルル7世」の解説

カルル7世

生年月日:1697年8月6日
バイエルン選帝侯
1745年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android