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カロライジング calorizing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カロライジング
calorizing

アルミニウムの拡散浸透処理法。アルミ粉とアルミナ粉を等量混合したものの中に素地金属製品を箱詰として埋め,箱を回転させつつ水素気流中で加熱する。加熱温度は鋼製品で 800~1100℃,銅および銅合金製品で 700~800℃。メッキ層の厚さは加熱時間で調節するが,厚さ 1mm以上になると組織が荒れるので,通常 0.1~0.3mmを適度とする。このほか,鉄粉とアルミ粉の混剤に拡散媒剤として塩化アンモン,食塩,フッ化マグネシウムなどを添加する方法,あるいは塩化アルミニウム (昇華点 183℃) と水素の混合気を拡散剤として使う方法や,アルミニウムを金属溶射したのち加熱して拡散させる方法もある。カロライジングの効果は熱間耐食性,耐候性の増大にある。

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栄養・生化学辞典の解説

カロライジング

 金属の表面に腐食を防ぐ目的でアルミニウムの薄い膜を形成する方法.

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世界大百科事典内のカロライジングの言及

【拡散被覆】より

…処理の性質上,皮膜は素地金属と拡散する金属との合金となる。炭素鋼の表面に耐食性,耐摩耗性,耐熱性などを付与する目的で工業的に行われる拡散被覆としては,クロムを浸透させるクロマイジングchromizing,アルミニウムを浸透させるアルミナイジングaluminizing(登録商標としてはカロライジングcalorizingが有名),亜鉛を浸透させるシェラダイジングsheradizingがある。このほか,非金属であるケイ素を浸透させるシリコナイジングsiliconizingや,ホウ素を浸透させるボロナイジングboronizingなども実用化されている。…

※「カロライジング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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