カール ライスター(英語表記)Karl Leister

現代外国人名録2016 「カール ライスター」の解説

カール ライスター
Karl Leister

職業・肩書
クラリネット奏者 元ハンス・アイスラー音楽院教授

国籍
ドイツ

生年月日
1937年6月15日

出生地
ニーダーザクセン州ヴィルヘルムスハーフェン

学歴
ベルリン音楽大学〔1957年〕卒

受賞
ミュンヘン国際音楽コンクール第2位〔1957年・1962年〕

経歴
クラリネット奏者の父に手ほどきを受けた。1953〜57年ベルリン音楽大学でハインリヒ・ゴイザーに師事。’57〜59年ベルリン・コーミッシェ・オーパーの首席奏者。’57年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、’62年同コンクール第1位なしの第2位。この間ベルリン、ケルンなどのコンクールに優勝。’59年22歳でベルリン・フィルの首席奏者となり、ヨーロッパを中心に活躍。’93年退団後はフリーで活動。一方、ベルリン八重奏団やアンサンブル・ウィーン・ベルリンなどのメンバーとしても室内楽の分野でも活躍。2002年までベルリンのハンス・アイスラー音楽院教授を務めた。1966年初来日以来、来日多数。日本の作曲家・西村朗が献呈したクラリネット協奏曲に「カヴィラ(天界の鳥)」、「幻影とマントラ」がある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「カール ライスター」の解説

カール ライスター
Karl Leister


1937.6.15 -
ドイツのクラリネット奏者。
ヴィルヘルムスハーフェン生まれ。
父親からクラリネットの初歩を学び、ベルリン高等音楽学校でゴイザーに師事、在学中からソリストとして活動する。卒業と同時に東ベルリンのコーミッシュ・オーパー首席奏者を務め、1959年からベルリン・フィルハーモニーの首席奏者となった。’57年、’62年にミュンヘン国際コンクールで第2位に入賞している。オーケストラでの活動以外に独奏・室内楽活動も活発に行う。ロマン派の作品を得意とし、安定した技巧と、表現力豊かな演奏で高い評価を得ている。著書に「ベルリン・フィルとの四半世紀」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報