キサンテン

化学辞典 第2版 「キサンテン」の解説

キサンテン
キサンテン
xanthene

C13H10O(182.22).ジベンゾ[b,e]ピランに相当する.キサントン(9-オキソキサンテン)を還元してつくる.芳香のある無色の板状結晶.融点101 ℃,沸点315 ℃.水に不溶,エタノール酢酸に難溶,エーテル,クロロホルムベンゼンに可溶.水蒸気蒸留される.濃硫酸に溶けて黄色となり,緑色蛍光を発する.LD50 690 mg/kg(マウス静注).[CAS 92-83-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android