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キノコムシ

百科事典マイペディアの解説

キノコムシ

甲虫目のうち,オオキノコムシ科など成虫がキノコに集まる数科の昆虫俗称。多くの種類があるが,小型種ばかりで,体長15mmを超すものは少ない。主として枯木に生じるキノコに集まり,シイタケに加害する種類もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キノコムシ
きのこむし / 蕈虫
fungus beetles

昆虫綱甲虫目に属する昆虫で、キノコで生活したりキノコに集まるものの総称であるが、とくにオオキノコムシ、コキノコムシなどをさすことも多い。キノコの甲虫は種々の群の種を含んでおり、キノコに集まる目的も同じではない。キノコを食べ、一生をそこで過ごすもののほか、キノコにいるほかの昆虫の成虫や幼虫を捕食するため集まるもの、幼虫期にキノコで生活するもの、隠れ場所としてキノコを利用するものなどがあり、このような種を含む科は20余りにわたり、種数は日本に産するものだけでも300種以上に及ぶと思われる。これらの種が集まるキノコはそれぞれの種や類でだいたい決まっており、キノコの種類で集まる甲虫も異なる。たとえばヒメキノコムシ類は粘菌に多く、オオキバハネカクシ類はヒラタケなどに多い。キノコムシのおもな類をあげてみると次のようなものがある。
 ゴミムシ科(キノコゴミムシ類―捕食性)、ハネカクシ科(オオキバハネカクシ、キノコハネカクシ類など)、デオキノコムシ科、タマキノコムシ科、エンマムシ科(キノコエンマムシなど)、ケシキスイ科(キノコヒラタケシキスイなど)、オオキノコムシ科、テントウダマシ科(ルリテントウダマシなど)、ツツキノコムシ科、コキノコムシ科、ホソカタムシ科(ノコギリホソカタムシなど)、ゴミムシダマシ科(モンキゴミムシダマシ、キノコゴミムシダマシ類、ナガニジゴミムシダマシ類など)、アトコブゴミムシダマシ・ハナノミ科(キノコホシハナノミ)、ヒゲナガゾウムシ科(キノコヒゲナガゾウムシ、カオジロヒゲナガゾウムシなど)。なお、キノコムシの名がついていてキノコにこないものにムクゲキノコムシ科の甲虫がある。微小で、後ろばねが羽毛状、落ち葉や腐植土中にすむ。[中根猛彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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